歯石の90%以上は細菌!?歯石も口臭も予防する、歯磨き3つのコツ

歯と歯茎の間にしっかりとこびりついて、歯磨きではとても除去できない歯石。

歯医者で歯石を取ってもらった後は歯と歯の間にしっかり隙間もできて、口の中も爽快で口臭とは無縁!なのに、気づくとその隙間もなくなっていたり……。

 

毎日しっかり歯磨きしていてもなかなか完全には避けられない歯石ですが、口臭の原因にもなる可能性があるということは知っていますか?

口の中がスッキリしない上に口臭も……となると、もう放ってはおけないですよね。

 

ここでは、歯石の除去方法、歯石のもとである歯垢の正体、そして歯垢をためないようにする歯磨きのコツなどを詳しくお伝えします。

歯石を取り除いて口臭や歯の病気とも縁を切りましょう!

 

もうコレしかない!歯石を除去する唯一の方法

もうコレしかない!歯石を除去する唯一の方法

硬~くなってしまい、爪で削ろうにも削れないような歯石を除去する方法……それはもう、歯医者に行くしかありません!

歯科衛生士さんにキレイに除去してもらいましょう。

 

歯医者さんで実際に使われている、歯石の除去に使う尖った道具(スケーラーと言います)は、実はAmazonなどの通販サイトでも取り扱われています。

でも、歯医者さんで歯石取りを経験したことのある方ならわかるかと思いますが、歯茎にちょっと刺さっただけでも結構痛いですよね。

 

スケーラーはかなり細く尖っていますから、もし手を滑らせでもして予想外なところに刺さって流血騒ぎ……なんて痛々しいことが起こったら大変です。

仮に自分で取ろうとしても、前歯はいいですが奥歯までは届かないと思います。ちょっとの痛みは覚悟の上で、歯医者さんに行って取ってもらってください。

>>口臭放置で歯を失う危険が!歯医者で即治療すべき2つの口臭原因とは

 

放置すれば歯周病に!歯石のもと・歯垢って何?

放置すれば歯周病に!歯石のもと・歯垢って何?

歯石は、歯垢(しこう)などの口の中の汚れとカルシウムが合わさってできたものです。

歯垢はプラークとも呼ばれ、口の中の食べかすをエサとする細菌やその死骸などが集まった細菌のかたまりです。食べかすではありません!

白っぽくネバネバしていて、爪でこすれば取れる歯垢ですが、2日ほどでだんだんと固まっていき(石灰化)、歯石となるのです。

 

歯垢の中には一体どのくらいの細菌がいるのか、調べてみました。

1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億~10億個!もの細菌が棲みついています。

つじうち歯科 歯垢と歯石の違いって?

10億個って……あまりのすごい数に想像もつきませんが(しかもたった1mgの中に、です!)、ものすごく汚いものなんだな、それだけいればニオイがしても納得だな、としか言いようがありませんね……。

 

しっかり固まって歯石になったとは言っても、その成分の90%以上むし歯菌や歯周病菌などの細菌です。細菌のかたまりが歯についていると想像すると、ちょっと恐ろしいですよね。

歯石の表面は凸凹していて汚れも付着しやすくなっています。

細菌は歯石を住処としてどんどん増殖していき、放置していると歯の根元を汚染して、歯周病にもつながっていきます。

 

口の中でも歯石ができやすい場所は、下の前歯の裏側、上の奥歯の表側の2箇所です。この2箇所は、どちらもすぐそばに唾液が出る穴があります。

唾液は歯垢を石灰化させる作用があるため、唾液を大量に浴びるこの2箇所は特に歯石ができやすいというわけです。

 

どんなに完璧に歯を磨けていると思っていても、人間ですから完璧はあり得ません。

でも、歯石になる前の歯垢をできる限り取り除き、細菌の増殖を防ぐことが、口臭予防はもちろん、歯の健康をキープするためにも大切だと言えます。

 

歯垢をためない、歯磨き3つのコツ

歯垢をためない、歯磨き3つのコツ

では、実際に歯石をできないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。

100%なくすことは無理にしても、歯垢の除去に効果的な、日々の歯磨きでの3つのコツをお伝えします!

毎日、少なくとも1回は時間をかけて丁寧に歯磨きをすることを前提としていますので、それはしっかり頭に入れておいてくださいね。

 

1:ちょっとの手間でよりキレイに!歯間ブラシを使う

いくら歯磨きで丁寧に磨いても、歯と歯の間など歯ブラシの入り込みにくい部分は汚れが残ります。

そんな細かい部分に使いたいのが、歯間ブラシやデンタルフロスです。

ある調査では、歯ブラシだけでの歯磨きより、歯ブラシに加えて歯間ブラシやデンタルフロスを使った歯磨きの方が汚れの除去率が約30%アップという結果も出ています。

 

歯間ブラシやデンタルフロスでのケアは、歯磨き前でも歯磨き後でもどちらでもOK。

歯間ブラシを使う場合は、自分の歯と歯の隙間に合った大きさのものを選ぶようにしましょう。

 

2:重要!自分に合った歯ブラシを選んで使う

歯ブラシにもいろいろなものがありますよね。

歯ブラシは口の中の汚れを落とすのに歯磨き粉以上に大切なものなので、しっかり自分に合ったものを選びましょう。

一般的に多くの人の口に合うのは、市販品でも多い縦3列、横幅は2cmほどのものです。毛先はギザギザのものより均一になっていた方が均等に磨けます。

 

ブラシの固さにもいろいろありますが、普通~固めのものでOK。

ただ、歯茎が腫れていたり出血がある時に固めのブラシでゴシゴシしてしまうと余計にダメージを与えてしまうので、その時は柔らかめのものを使うと良いでしょう。力が強めな人も柔らかめの方が良いですね。

 

また、毛先が開いてしまった歯ブラシはいつまでも使わずに、早めに新しいものと交換しましょう。

コシがなくなってしまった歯ブラシでは、しっかり汚れを落とすことができませんし、歯茎を傷つける恐れもあるからです。

 

時間がない・細かいところまでしっかり磨く自信がない場合は、電動歯ブラシを利用してみるのも良いでしょう。

歯垢をしっかり落としたいなら、電動歯ブラシの中でも超音波電動歯ブラシがオススメです。

良いものはそれなりに値が張るものですが、歯周病など歯の病気になって治療費がかかるよりずっと良いと思いませんか?

 

3:仕上げに薬用リンスでうがいをしてスッキリ!

水で口をゆすいでも、しっかり歯磨きできていればそれなりに口の中はスッキリするかと思いますが、できるだけ歯垢を残さないためには、薬用リンスでのうがいをオススメします。

歯石沈着を予防する効果のある薬用リンスもあるので、そういったものを使っても良いでしょう。

>>歯磨きだけで口臭予防は無理?口臭に歯磨きが効かない4つの原因

>>むし歯予防=口臭予防?!口臭対策に効果的な市販の歯磨き粉3選

 

放置はキケン!半年に一度は歯科で定期検診を

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最初にお伝えした通り、歯石を安全に除去するには、歯医者さんでやってもらうしかありません。

でも、「歯医者さんって何となく苦手で……」、「特に痛いところもないし、行く必要あるの?」など思っている方も少なくないでしょう。苦手でも、痛いところがなくても、行ってください!

 

歯周病という病気、最近ではよく耳にするようになりましたが、最終的には自分の歯を失ってしまう病気です。そんな病気が当たり前になってきているって、恐ろしくないですか?

歯周病は病気とは言っても、自分で防ごうと思えば防げる病気です。それなのにもしなってしまったら、悲しいですよね。

先にも書いた通り、歯石は細菌の住処となって口臭を強くする可能性もあります。口臭が気になるあなたは、なおのこと歯医者さんに行ってください!

 

まとめ

まとめ

歯垢に存在する細菌の数、ビックリでしたね。

歯医者さんで歯石を取ってもらって、少しでも口臭の原因ともなり得る細菌を減らしましょう。ちょっと痛いのを我慢すれば、口の中も心もスッキリすること間違いなし!