
「食後はやっぱりコーヒー飲まないと!」、「眠気覚ましにはコーヒーだよね」など、コーヒーが生活に欠かせない!という方は少なくないと思います。
コーヒーのあの良い香り……嗅いでいると気分まで良くなりますよね。
でも、「コーヒーを飲んだ後は何だか周りの人の反応が変なような……??」と、気になっている方もいるんじゃないでしょうか?
残念ながら、多分それは気のせいではありません。コーヒーって、実は口臭を発生させやすい飲み物なんです。
口臭を気にしているあなたとしては、「ええっ!じゃあコーヒーもう飲めない?!」とショックかもしれませんが、大丈夫です!
コーヒーによる口臭も、対策を取っておけば気にならなくなるはず。
今回は、コーヒーによる口臭への対策5選の他、コーヒーが口臭原因になる理由4つ、その他注意点をお伝えします。
この記事を読んで、安心してコーヒータイムを楽しめるようになりましょう!
目次
これだけでOK!コーヒー口臭が怖くなくなる方法5選
コーヒーを飲むとなぜ口臭が発生するのかについては、詳しくは次でお伝えしますが、コーヒーが口臭の原因になると知って、こう思った方もいるでしょう。
「コーヒーを飲むと口が臭くなるっていうんだったら、もう飲めないな……」と。
確かにコーヒーは口臭の原因になるので、飲まないに越したことはありません。
でも、「日々の生活にコーヒーは欠かせない!!」というあなたに、そんなことは言えません……
コーヒーを飲む時も、いくつかの対策をとれば口臭を抑えることが可能です。早速その5つの対策をお伝えします!
1:エスプレッソよりアメリカン!コーヒーは薄めで
苦めで濃いコーヒーほど、口臭の原因となるコーヒーの粒子が舌の上に残ってしまいます。
口臭を発生させたくないなら、コーヒーはできるだけ薄めのものを飲むようにしましょう。
コーヒーの濃さの調整には、焙煎アーティストの方が書いたこちらを参考にしてみてください。
コーヒー豆を粉にするとき、細かくすると味は濃くなります。粗いめに挽くと味は薄くなります。
1杯10グラムをコーヒーミルで細かくすると 同じコーヒー豆でも濃くなり、粗くすると薄くなります。
まず、粉の挽き目で濃い薄いを調節することができます。粉で買う方は。
あらかじめお店の決めた挽き方で購入することになりますので、挽き方で味の濃い薄いは調節できません。
ですから、粉の量で調節します。1杯10グラムが基本だとして、ちょっと濃いのが欲しいなら14グラムに。
薄めがいいなら8グラムに、そうした調整をしてください。
2:水でキレイに洗浄!コーヒーを飲んだ後は水を飲む
コーヒーを飲んだ後、または合間合間に水を飲むようにしましょう。
水を飲むことで、口臭の原因となるものがキレイに洗い流されます。
大事なのは、水分なら何でもいいわけではなく“水”ということです。
ジュースなどだと糖分が多く含まれているので、口臭対策としてはオススメできません。
緑茶や紅茶など、コーヒー同様カフェインを含む飲み物は、コーヒーの利尿作用を更に助けてしまうので、こちらもNG。
3:むし歯予防にも◎キシリトールガムを噛む
詳しくは次の項目でお伝えしますが、コーヒーを飲むと口の中をキレイに洗浄してくれている唾液の分泌が減ります。
減ってしまった唾液の分泌を促すには、ガムを噛むのがとっても効果的!
ガムなら何でも良いというわけではなく、比較的固さもあって噛みごたえのあるキシリトールガムがオススメです。
キシリトールガムはむし歯予防にも良いガムですし、お口の中の健康をキープするにはとても良いアイテムです。
4:唾液分泌も促進!舌を上あごにこすりつける
舌に付着してしまった汚れを取るのには、舌を磨く専用のブラシ・舌ブラシを使うという方法もあります。
でも、先ほどもお伝えしたようにコーヒーを飲むことで減ってしまった唾液の分泌を促す意味でも、オススメなのは舌を上あごにこすりつける方法です。
こうすることで舌の汚れが程良く取れて、舌も動かすので唾液の分泌が促進されて、……と一石二鳥!
舌ブラシでは力加減を調節しないと擦り過ぎてしまう心配もありますが、上あごにこすりつける分にはそういった心配も無用なので安心です。
口の中に何もない状態でやっても良いですが、いくらか水を口に含んでやると更に効果的です。
5:一気にスッキリ!マウスウォッシュで口をすすぐ
水で口をゆすいで洗い流すのも良いですが、更にスッキリするのはマウスウォッシュですね。
「もうちょっとスッキリさせたい!」、「臭ったら絶対嫌!!」という場合には、仕上げにマウスウォッシュをプラスすることをオススメします。
秘密は豆の中に!コーヒーで口臭が起こる4つの理由
あまり”コーヒー=口臭の原因”というイメージをお持ちの方はいないと思いますが、一体なぜコーヒーが口臭の原因になるのでしょうか。
それには主に4つの原因がありました。
1:コーヒーの粒子が舌に残るから
コーヒー豆のとても細かい粒子は、舌の表面に付着しやすいものなのです。
対策1でもお伝えしたように、コーヒーが濃ければ濃いほど粒子が舌に付着しやすくなるので、濃いコーヒーが好きな場合は特に要注意です。
>>キモッ?!舌苔(舌が白くなる)の原因ってなに?女の口臭予防7選!
2:口の中が酸性に傾くから
コーヒーには独特の苦味や酸味がありますよね。
コーヒーを口にした時の味からも感じられるように、コーヒーを飲むと口の中が酸性に傾きます。
口の中が酸性に傾くとどうなるかというと、口臭の原因ともなる細菌の動きが活発になるのです。
というのも、細菌は酸性の環境が大好きだからなんですね。
酸性の環境下で細菌が増えれば、口臭が強くなるのも自然なことだと言えます。
3:唾液の分泌が抑えられるから
「コーヒーを飲むとトイレが近くなる」という方も多いと思います。これは、コーヒーには利尿作用があるからです。
コーヒーを飲んで体の中の水分がどんどん外に排出されてしまうと、当然体の中の水分から作られている唾液も作られにくくなります。
唾液の分泌が減ると口の中を十分にキレイにできなくなり、口の中の細菌が増えてしまうのです。
4:ミルクが口臭の原因成分を発生させるから
1でコーヒー豆の粒子は舌の表面に付着しやすいとお伝えしましたが、ミルクや砂糖を加えて飲んでいる人は更に要注意!
なぜなら、ミルクや砂糖はコーヒー豆の粒子を更に舌に付着させやすくするからです。
また、ミルクに多く含まれるタンパク質は、口の中で分解される時に揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)という、口臭の原因となるニオイ成分を発生させます。
砂糖も口の中を酸性に傾けて口臭やむし歯を発生させやすくします。
>>口臭をキツクする食べ物・飲み物10選!口の臭いで嫌われたくない用の対策方法あり!
胃が不調の時・お腹が空いている時のコーヒーはNG!
お腹が空いている時にコーヒーを飲むと、カフェインの影響で胃の動きが活発になり、胃液が大量に分泌されます。
胃液が多く分泌されると口臭の原因になるだけでなく、胃を荒らしてしまう事態にも。
「体質的に胃が弱い」という自覚があるなら、お腹が空いている時や体調が悪い時のコーヒーは避けた方が無難です。
まとめ
コーヒーによる口臭の対策法を知っていれば、コーヒーを飲む時も必要以上に口臭を恐れる必要はありません!
コーヒーが大好きなのに飲むのを我慢してストレスになったら、そのストレスが口臭の原因になってしまう可能性だってあります。
コーヒーを我慢することで強いストレスを感じるようなら、コーヒーによる口臭と上手に付き合っていった方が良いのではないでしょうか。